音響(PA)って実は、こんなしくみによって音を出していた

最高の音を鳴らすコツ


♪やりたいこともできないこんな世の中じゃ、poison。

今こんな状態なので、PAなんかほぼやってない、D.O(@Deeooo1242)です。


ミュージシャンの方やDJの方や、パネリストの方やMCの方なんかは、

ステージ上で音を出す人になると思いますが、

歌を唄ったり、楽器を弾いたり、トークをした時に、

このように感じることがありませんか?

アレ、なんか思ったように音が出て来てないな…
自分の音があんまキレイに聴こえてないけど、PAさん大丈夫?


こんな時、音はPAから出ているわけなんで、そこを疑うことになると思いますが、

なんでもできるはずのPAが、なぜそのようなことにしかならない時があるのか、

ちょっとそのあたりのことについて書いてみました。

これは、PAのことを少し知っておくことで、そんなことにならないように、

自分達でも何かと事前対策ができることに繋がればと思ったからです




そんなわけで今回は、音響(PA)について少し知っておいて欲しいので、

入口部分の簡単な解説ではありますが、よかったら読んでみてください。


PAっていうものを、正しく知ってますか?


音響システムのことやそれを操作する人のことを「PA(ピーエー)」と言いますよね。

いわゆる、音をマイクなどの入力機器で拾って、アンプやミキサーなどの調整機器で操作して、

スピーカーなどの出力機器から音を拡声させ伝える仕組みのことをそう言ってるんですが、

これが、コンサート会場にて組み立てるPAシステムになると、本当は

SR(Sound Reinforcement)システム
といいます


音楽や演劇などの、ステージにて演目を繰り広げる形に音響を用いる時は、

「そこから出ている音を、より補強する」という意味で、SRと言います。

通用でみんな、総じてPAと言っていることがほとんどですが、

PA(Public Address)とは、「公共に放送し、伝え聞かせる」という意味であることから、

本当は、町内放送などのような、各場所へ一斉に案内をアナウンスする用途の音響のことをさしていて、


これをミキサーなどによって調整して分配する、送信・配信システムのことを言うんです。

なので、PAは本来、マイクとスピーカーが同じ場所にない設置の音響システムのことになるんですが、

公衆へ向けてそれぞれの要る場所に音を届ける意味として使ってあるので、

PAとは結局、集積した音を、ミキサーを使用して、

各箇所へ鳴らすことができる仕組みや設備のことを指して言ってるんでしょうね。

これ、なにが言いたいのかというと、

PAは、PAの方でシステムを完遂できるのですが、

SRは、位置関係上、出音の影響を受けやすいということを伝えておきたいんです。

具体的に言えば、PAはマイクとスピーカーが別々の場所にあるからハウリングさせなくできるけど、

SRはマイクとスピーカーが同じ会場にあることから、どうしてもハウってしまう

などが挙げられます。


拡大させた音を流せるPAシステムのしくみとは


簡単ですが、PAシステムがどのような原理で音を流しているのかを、順序立てで解説します。

  1. マイクやDIなどのインターフェイスにて音を拾って
    ↓ ↓ ↓
  2. その音を電気信号に変換して、プリアンプへ送信し
    ↓ ↓ ↓
  3. プリアンプで信号を増幅して、安定化させミキサーへ送信し
    ↓ ↓ ↓
  4. ミキサーで受けた信号を各チャンネルごとに調整してからまとめ、まとめた信号をパワーアンプへ送信し
    ↓ ↓ ↓
  5. パワーアンプで最終的に出したい音量まで信号を設定して、スピーカーへ送信し
    ↓ ↓ ↓
  6. スピーカーを鳴らして音を出す。

という流れで音響機器(PAシステム)にて処理され、音が拡声されるしくみとなっています。

ご覧の通り、

  1. 音を拾う部分
  2. 音を操る部分
  3. 音を出す部分

の3つで構成されていて、どれが欠けても音が適切になることはありません

そして、音を大きくして出すために、音をいったん電気に変えている。

ということだったんですね。


音をPAで補強して流すためには、伝達させる信号を必ず処理しなければならない


音を拡声する理由って、生音ではとても聴こえなくて公衆の元へ伝達させられない音量を、

より大きくして聴こえるようにし、情報伝達を成功させるためですよね。

そのことからPAでは、音を拾っては電気信号に変えて、

それを様々な機器を通して加工したり調整したりすることで必要な音量まで上げ、

しっかりと出力させることで情報伝達ができるようになっています。

では、具体的にどうやって音を大きくしているのかというと、

「アンプ」といわれる、信号増幅器を使ってそのようにしています

生音が聴こえないのは、その位置から発する音量が、届けたいところにいる人へは小さくて足りないからだとしたら、

この音量を上げるには、成分を増量するしかないわけで、それをどの方法で増やしてやるのかってことなんですね。

それを、電気だったら最適に実現できることから、電気信号にて処理をすることになったわけなんですが、

このように電気というものが、縦横無尽に姿を変えられ色々再現してくれることができるエレメントだとしたら、

その分、とても繊細で外的要因を受けやすいエレメントだということになります。

発電所や変電所から電線を伝って供給される電気の力は、

送電効率や危険回避の影響を考えて、必ず一定の力で送電されていますが、

電気を使用する機器においては、その力が機器にとって最適な量でないと壊れてしまうため、

機器に取り込まれる手前で調整され、変電されます。

そうやって電気の力を調整して変換する時に、流れてくる電気に対して「弁」を使ってやり、抵抗をかけて最適化していくのですが、

最適化された電気は、電気を供給するほどの力は必要なく、信号を伝達できればいいレベルの電力となるので、

微弱な電力に形を変え、伝達されています。

この微弱化された電気は、信号伝達には効率が良い反面、

他の電気から発せられる電磁波や漏れ電流などによる、周りからの影響を受けやすいくらいに、

か細いものになっているため、
この状態のままで直接スピーカーから再生しようとすると、

電磁波や漏れ電流などの他の電気要素まで再生してしまうため(入り混じった状態で)、


雑音(シグナルノイズ)が凄い状態でスピーカーから流れてしまいます。

このことから、アンプには、生音を取り込んだすぐの段階で一度増幅する用のプリアンプ(前段階の増幅器)と、

各調整機器(エフェクター⇒ミキサー⇒プロセッサー)を通ってより整えられた音を最後に増幅する用のパワーアンプ(後段階の増幅器)があり、

この2つがあって初めて、音が正しく最適化され出力されるようになっているんです


これは、ギターやベースにおいても同じで、アンプやエフェクターを繋いでプレイする人にとっては

最重要課題だと言っても過言ではないくらいに、電気の原理や機器の仕組みは共通しています。

そこを分かりやすく書いた記事があるので、ギターリストやベーシストの方は、

よかったらこちらも参考にしてみてください。


というわけでPAシステムは、拾った音を一旦サーバーのように集めてから精製し仕上げては、

信号が事故にならないように整理をし仕分け、

それから求めている場所へ求める形で、パッケージにしてお届けしているということだったんです。

まるで、クロネコヤマトです(笑)

これが、PAなんです。


PAの限界について知っておいて欲しい


今回は、PAのことについて少し知っておいて欲しいと思い、起源や概要の話をしてみましたが、

これはPAやアンプを通せば、どんな音でも出せる。

というわけでは無いことに気付いてほしいと思ったからなんです


現在PAをやっている僕も、昔はPAに対して、わがままな要求を申しては

「それはできない。」とか、「そうしても望んだ結果にはならない。」といわれ、

言い争うこともありましたが、

いざ操る立場となって色々と経験し勉強をしていくと、

その仕組みが作られた背景には、この現象を解決するためであって、

それ以外の用途では適切にならないことや、

機器それぞれに限界値があり、増幅や調整にも限界があることが

よく分かるようになりました。

特に、ステージパフォーマンスをやっている人からしたら、

ステージ上からカッコいいものを届けたいあまりに、

音量や音質に対しての要求は強くなるものだと思いますが、

機器の仕組みを知ってみると、音の増幅って逆に、

要らない部分をカット(減退)して、要る部分を際立たせてからでないと、

音量をアップ(増量)してはならないことが分かると思います。


これが、電気というエネルギーの物理でもあるんですね。

なので、PAのことを少しでも知っておいてほしいのは、

音の発生源となる、各パフォーマーが持ち込んで操る機器(マイク・電子楽器・エフェクター)に対しても、PAのしくみや原理が共通しているので、


自分の機器から音が出るしくみ(電気信号の伝達の原理)もそれぞれで勉強して

ちゃんと仕込んだ形にしてから、ステージへ持ち込んで来てほしいからなんです。

すべては電気なので、出る結果は必ず決まってます。

よって、こうすればこうなるっていう答えは、どれでも同じになるので、

電気理論を少し知っておけば、どの機器でもちゃんと決まった音が出せるので、

これを機に、PAや電気のことを調べてみてくれたら嬉しいですね(^^)


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